小学校で始まる英語の教科化 要点まとめメモ
小学校でも英語が国語や算数と同様の「科目」として扱われ、授業が行われるようになります。
いわゆる「英語の教科化」について、最低限知っておくべき(知らないとヤバイ)要点をメモしておきます。
いつから?
英語の教科化がスタートするのは2020年。
対象は何年生?
英語が国語や算数同様の「教科」として導入されるのは5年生と6年生のみ。
3、4年生は?
3、4年生では「教科」ではないけれど、「外国語活動」として授業が行われる。
※2019年までは、5年生、6年生で「外国語活動」の時間が設けられていた。
3,4年生 | 5,6年生 | |
~2019年 | ー | 外国語活動 |
2020年~ | 外国語活動 | 教科化 |
※外国語活動が行われるようになったのは2011年以降。
外国語活動と教科の違い
2019年までの5、6年生および、2020年以降の3、4年生は「教科」としてではなく「外国語活動」として英語に触れることに。
では、外国語活動と教科はどこが違うのか?
制度上の違い
外国語活動
「外国語活動(英語活動)」は、授業こそあれ、教科書はなく、通知表に成績がつかないもの。
一般に、外国語指導助手(ALT)と言われる指導員がやって来て授業を行う。
教科
一方、「教科」は、教科書もあれば通知表に成績もつく。
原則、教員免許を持った教員が授業・指導を行う。
内容の違い
外国語活動
英語を使って、歌やゲームなどをして楽しむのが一般的。
いわば、「その時間限り」のもので、刹那的に英語に触れるだけでも良しとしている。
教科
一定の教育成果を挙げることを目的としているため、教科書に沿って「積み上げ」的な指導がなされる。
文字の学習が必須となる。
従来の中学英語との違いは?
2020年導入の小学校英語の教科化は、従来の中学英語の「前倒し」ではなく、「新しい教科」とのこと。
これは、今後の英語教育が、小・中・高(・大)を通じて、アウトプット(リーディング、ライティング)をもカバーする方向に動いていることの現れと言えそう。
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